長野市(長野) 茶臼山(729.9m) 2023年4月15日(1回目)  カウント:画像読み出し不能

所要時間  4:49 登山口−−5:08 祠−−5:23 一本松(640m鞍部)−−5:42 茶臼山−−5:47 西への展望地−−5:52 東への展望地−−6:02 一本松(640m鞍部)−−6:14 祠−−6:17 廃林道−−6:25 登山口

場所長野県長野市
年月日2023年4月15日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場車道終点に広い駐車余地あり
登山道の有無一部を除きあり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント本日1回目の茶臼山登山。雪の残る日本海側は土日とも悪天予報のため久しぶりに近場の茶臼山へ。この界隈ではすっかり雪は消えて新緑の季節に移り変わった。雨の影響もあるが既に花粉シーズンのピークは越えて花粉は全く感じなかった




一本松コース登山口前駐車余地 一本松コース登山口
祠(標高530m) 一本松(標高640m鞍部)
茶臼山山頂分岐 茶臼山山頂
西の展望地入口 西の展望地。雨で遠望効かず
東の展望地入口 東の展望地
一本松にある祠についての解説 スミレだが私では詳細な種類は判別困難
ショウジョウバカマ。数は非常に少ない 廃林道から往路と同じく登山道を下る
モミジイチゴ。木いちごの一種 分岐は右へ。左は廃林道の続き
分岐の右を見ている。こちらが登山道 登山口到着


 先週に引き続いて今週末も天気が悪い。土曜日は寒冷前線の通過、日曜日には前線は通過するが寒気が入って冬型の気圧配置に変わって残雪が期待できる日本海側は雨か雪の予報。これでは遠出しても無駄になるので久々に近場の茶臼山でトレーニングとした。ここなら雨でも問題ない。

 土曜朝は最初から雨。いつもなら自転車で出かけるのだが、雨が降っていてはカッパが必要。しかし自転車を下りて登り始めると今の気温ではカッパを着たままでは汗だくになってしまうので傘を差して歩くが、自転車では脱いだ濡れたカッパを置く場所が無いし、雨の中では着替える場所も無い。というわけで冬場と比較して体力作りの半分くらいが削除されてしまうが登山口まで車で向かうことにした。これなら下山して着替えが可能。冬場のように気温が低く雪だったら自転車で行くのだが。

 車で行くと自転車の半分くらいの所要時間で登山口に到着するし、この時点での疲労はゼロ。自転車でここまで来ると登り坂で結構な体力を消耗し、実感としては歩きの区間よりも自転車の区間の方が疲れるくらいだ。

 傘を差してLEDライトを点灯させて歩き出したら1分もしないうちにLEDがふわっと消えてしまった。この電池は2週間前の高鼻山〜魚止山の幕営時に計2時間程度使っただけなので電池は十分に余っているはずだが、おそらくはザックの中で他の荷物でスイッチを押されて点灯状態になってしまったのだろう。これはよくあることで予防のために電池の+側に紙を挟んでおくことが多いのだが、テント撤収時にそれをやらなかったのだった。幸いにしてライト無しでもかろうじて歩ける程度の明るさであり、足元の石が良く見えないがそのまま歩くことにした。予備電池を持っているが交換するために明かりが必要なので交換できないのであった(笑)。

 冬場は登山口から廃林道を歩くことがほとんどだったが、登山口からではフェンスの向こう側が廃林道でフェンス脇の隙間から入るのだが、その周囲の藪に付着した雨粒で濡れるのが嫌で今回は登山道を歩くことにした。その登山道だが体に触れる藪は皆無とは言わないがほとんど無しのままであった。地面の足跡を見た感じではここ数日に歩いた人はいないようであったが、最近笹を刈ったような場所も見られた。

 白い凝灰岩が露出した小尾根を越えて道幅が広がると緩やかに下って廃林道に合流。コンクリートの簡易舗装の廃林道を左折して登れば再び廃林道と分けれて右の登山道へ。この先は冬場と同じルート。ただし登山道を外れたショートカットコースは濡れた枝等で体が濡れるのでやめて登山道を歩くことにする。最近通っていた中越の山々は茶臼山と同じか低いくらいの標高でも雪が残っていたが、この界隈ではもう雪はとっくの昔に消えて無くなっていて北斜面や谷筋にも雪は皆無だ。

 冬場のショートカットコース入口を通過して登山道を進んで一本松(640m鞍部)へ。左へ曲がって篠ノ井方面へ緩やかに上がっていく。ちょうど若葉の芽吹きの真っ最中でまだ葉が開ききっていない明るい緑色の木々が並ぶ。冬場は早朝には鳥の鳴き声は全く聞こえなかったが、この時期は日の出直前から鳥の鳴き声が賑やかだ。翌日はもっと早い時刻にトレーニングに歩いたが、トラツグミ、フクロウの鳴き声が聞こえていた。2月でもフクロウは聞こえていたが、トラツグミは夏の夜中に良く聞いた記憶しかない。

 雨の早朝なのでこちらの登山道にも人の姿は皆無。雨のおかげで気温は低めで(おそらく+10℃前後)体を動かしていても半袖では少し寒いくらいで腕カバーをして手袋も着用。でもウィンドブレーカを羽織ると暑く感じるくらいであった。冬場(気温は-3℃前後)ならウィンドブレーカで適度だったのだが。

 東西の展望地はもう少し明るくなってから立ち寄ることにしてまずは茶臼山山頂へ。山頂付近のみ杉や桧の植林でこの時期でも葉が茂っているのでまだ地面が乾いていた。雨が降り始めてそれほど時間が経っていないようだ。雨が降っているとはいえ杉や桧の真下でも花粉は全く感じないのでこの界隈では花粉シーズンは終わったようだ(下界でももう感じない)。

 雨の無人の茶臼山山頂に到着し、写真を撮影してGPSの装着位置をザック肩紐の逆側に移動して下山開始。東西の展望地とも雨と雲で展望は悪かったが仕方ない。見下ろす下界にも雪は皆無で新緑が目立っていた。これ以降は往路を忠実に戻った。

 帰りは周囲が明るくなり登山道脇の春の花が目に入った。相変わらずスミレは種類の判別はできないまま。中越の山々や林道では多く見られたイワウチワ、カタクリ、キクザキイチゲはここでは全く見かけない。ショウジョウバカマだけがかろうじて数輪咲いていただけ。雪国では見られなかった花はモミジイチゴ。ベニバナイチゴのような木いちごの仲間で棘付きの低木である。花が下を向いて咲いているので手でひっくり返して写真撮影した。翌日歩いた南向き斜面の車道脇ではミヤマキンバイそっくりのキジムシロが見られた。

 最初から最後まで誰にも会わないままであったが、この天候では仕方なかろう。私にとっては雨自体は嬉しくないが日差しが無いことで気温上昇が抑えられて涼しく登れたのは大助かりだ。この地域のこの標高ではこの時期の日中はもう気温が上がり過ぎて私には運動するには暑すぎる環境である。雨が降ると虫も少ないのも有り難かった。翌日の好天の日中に歩いたら虫が多くて虫よけを持ってくれば良かったと後悔した。葉っぱが出た藪山ではもう毛虫が付いているだろうから、やっぱり雪が残ってまだ葉が出ていない山がいいなぁ。

 

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